例えばこの「王子最盛期」の動画。これの冒頭を見ちゃうと、問答無用に楽しくなって「小沢君天才!大好き!最高!!」と言いたくなってしまう…そりゃぁもう、なってしまいます(終盤は微妙ですが…というかこういうイジられかたをなんでしたのかなぁってのだけでも、いろいろ語りたくなってしまいますね)。
…話もどして。
だけどこの曲は、本人も言っているようにi will find a wayのパクリ…というか本歌取りというかリスペクトというか、とにかくそういう部分もあるんですよね。
ちなみにジャクソン5のi will find a wayはこちらです。
ドアノックとジャクソン5を聞き比べて、はじめは「むむっ」って思いましたけど、個人的には「セーフ」かなぁと感じました(あと「ぼくらが旅に出る理由」とポールサイモンも)。極端な「リスペクト」っていっぱいあるし、本人が公言しているだけマシな気もするし…。
少なくとも、ジャクソン5やポールサイモンその他「パクリ元」と言われるモロモロをチェックした今でも、私にはああいう曲は作れないと思う、絶対に。あと「では"オリジナル"とは何なのか?」みたいな難しい議論もあるし。単に「似た曲がある」だけでどうこうできるハナシでもないと思うですよねぇ。
だけど、「ダイスを転がせ」に関しては結構がっかりしちゃった。だって元曲の方がよくないですか?
ということもあって、「リスペクト」の件については若干擁護しにくい所もあるかもなぁ…とは思うのです。が、それでも私は小沢君擁護っす。それは「頭が良い」とか「かっこいい」とかではなくて、もちろん「ただ好き」というだけもでなくて、やっぱり私たちの気分や時代を体現してくれている希有な人のひとりだと思っているからなんですよ。(続く)
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